2022/01/28
2022/01/27
台湾の春節映画紹介2〜『素還真』
台湾の春節映画紹介第二弾は、布袋戯の『素還真』です。
本作は、日本でも『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』シリーズで知られる霹靂が、2000年の『聖石傳説』、2015年の『古代ロボットの秘密(原題:奇人密碼-古羅布之謎)』に続く映画作品として制作したもの。
素還真というのは、1988年から今日に至るまで30年以上親しまれている「霹靂布袋戲」シリーズの主人公で、博識な策士でありながら武功も底知れぬという強いヒーローです。
シリーズ総話数は2500話以上に及びますが、その第一弾『霹靂金光』の第13集から登場したキャラクターで、今回の映画版では素還真の少年時代を描いた、いわゆる"エピソード・ワン"と言えるでしょう。
2022/01/26
台湾の春節映画紹介1〜『嗨!神獸』
1月31日から春節に入る台湾では、この週末から春節映画が次々と公開になります。
その中から、ます『嗨!神獸』をご紹介します。
本作は2020年の金馬奨で視覚効果賞にノミネートされ、金馬影展で上映されたファンタジー映画。マレーシア出身の池家慶(チー・ジアチン)監督の、初の長編単独監督作です。
素朴な漁村を舞台に、父を亡くし傷ついた少年の心に寄り添う神獸…心あたたまるファンタジー。
主役の少年は、『親愛なる君へ(原題:親愛的房客)』などで天才子役と称される白潤音(バイ・ルンイン)。父役に李李仁(リー・リーレン)、母役は楊采妮(チャーリー・ヤン)、そして祖母に呂雪鳳(ロー・シュエフォン)という豪華なキャスティングとなっています。
2022/01/21
2022/01/20
2022/01/14
2022/01/09
2022/01/06
日中合作映画『再会の奈良』2月4日より全国公開!
河瀬直美、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)、鈴木慶一、永瀬正敏という魅力的なクリエイターが織りなす映画ということで、興味深い日中合作映画『再会の奈良』が、2月4日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開になります。
本作は、河瀬直美監督がエグゼクティブディレクターをつとめるなら国際映画祭が、今後の活躍が期待される若手の映画監督を招き、奈良を舞台に映画を制作する、“今と未来、奈良と世界を繋ぐ”映画製作プロジェクト、NARAtiveの作品です。
監督・脚本は、で2018年にる「なら国際映画祭」で目『ライスフラワーの香り(The Taste of Rice Flower)』が観客賞に選ばれた中国出身の鹏飞(ポンフェイ)監督。
歴史に翻弄された残留孤児とその家族がたどる運命、互いを思い合う深い気持ちが、2005年秋の奈良・御所市を舞台に静かに紡がれる物語です。
名陶・正明窯の清水焼花器 【花器 花瓶 陶器 生け花】 清水焼 1604 鉄錆(半光)
2021年の台湾映画を振り返る〜メガヒット3作、時代を反映した秀作も!
昨年に引き続き新型コロナウィルスの感染防止に成功し、映画製作と公開が日常に近くなっている台湾では、台北電影節は3ヶ月延期となったものの、金馬影展&金馬奨も通常通り有人で開催されました。
興行収入で1億超えのメガヒットは『當男人戀愛時(君が最後の初恋)』、『月老』、『角頭-浪流連(角頭 - 彷徨人)』の3作。
今年も受賞と興行成績がきちんとリンクしていて、金馬獎で大勝した『瀑布』、張震(チャン・チェン)が初の主演男優賞を獲得した『緝魂(THE SOUL:繋がれる魂)』、アウト・オブ・コンペの2賞を加えると5部門受賞の『美國女孩(アメリカン・ガール)』ほか、良い映画に人が来る、優れた映画だからみんなが見に行く、という理想的な構図となっています。